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体育館の換気について!大空間をうまく換気する方法を知ろう

体育館はイベントなどがあれば大勢の人が集まる場所であり、激しいスポーツが行われていることも少なくありません。そのため、広い空間とはいえ、ホコリなどが舞い、空気が汚れやすい環境にあります。体育館のような広い空間をうまく換気するためにはどのようにするのが良いのでしょうか。この記事では、体育館の換気について詳しく解説します。

1.地域において体育館が果たす役割

体育館は体育やスポーツを行う場所で規模は個々で違い、体育の授業や地域のクラブ活動などに使用されることが多いです。そのため、床にはバレーボールやバドミントンなどのネット用支柱を立てることができる穴があったり、さまざまなスポーツのコート用ラインが異なる色で引かれていたりします。大規模な体育館には、そういったスポーツの試合が行われたときに観戦できる席が設けられているケースも多いです。

また、入学式や卒業式、文化祭といった学校のイベント、選挙時の投票所など地域の活動の際にも使用されています。市や学校などの体育館に関しては、災害時に避難場所として指定されている場合も少なくありません。体育館は使用用途がさまざまあるため、地域に根差した複合施設として役立っています。

2.体育館の換気が必要な理由

こちらでは、なぜ体育館を換気する必要があるのかについて見てみましょう。

2-1.熱中症対策のため

体育館は室内なので直射日光があたることはありませんが、実は熱中症リスクは高くなっています。これは熱中症になる原因が直射日光だけではなく、高湿度や急激な温度変化、空気の流れがないといったこともきっかけになるからです。体育館内の換気や空調が適切な状態であればそういったことも起こりにくいですが、そうでなければ空気の対流がないので熱中症のリスクも高くなります。

環境省が熱中症予防の一環として、鉄骨造の体育館にある2階踊り場で暑さ指数(熱中症予防を目的に定められた指標)を測ったところ、「夕方でも十分な換気が必要」「冷房や扇風機などで体育館内を冷やすほうが良い」といったことなどがわかりました。22時頃まで暑さ指数が高いという結果が出ており、夕方以降に体育館を使用する場合もきちんと換気をしたほうが良いでしょう。

2-2.感染リスクを軽減するため

新型コロナウイルス感染症が流行した際、屋内の運動施設は感染症のクラスターが起きやすい環境であることが指摘されました。これは密閉空間で換気もしづらく、人が密集する場所という条件が揃っているからです。感染リスクを軽減するためには、30分に1回以上、数分間窓を全開して換気を行うことが効果的であるといわれています。その際、空気の流れを良くするために、2方向の窓を同時に開けるほうがより有効です。

体育館は一般的な室内より天井が高く、広いですが、感染リスクを減らすためには換気が重要になります。ただ、体育館のような広い室内では扉を開けたり、窓を開けたりするだけでは十分な換気をするのは困難です。そのため、広い空間でも使用しやすい大型扇風機を用いるなどして、空気の流れを作る必要があります。

3.体育館を換気する方法

体育館のような広い空間を換気するにはどのような方法があるのかについて紹介します。

3-1.換気設備がある場合

換気は室内の空気中にある汚染物質やウイルスといった汚れた空気を外に出し、新鮮な空気を外から取り入れるために行います。体育館に換気設備がある場合は、体育館を使用する際に常時稼働させるのが望ましいです。常時稼働させていない場合、空気の入れ替えが行われるのは扉や窓を開けたときのみになってしまいます。窓や扉を開けただけでは館内全体の空気の入れ替えをするのが難しいので、汚れた空気が館内に残ったままになっている可能性がないとはいえません。角や壁際は空気の流れを作りにくく、淀みができやすいからです。「換気設備の稼働+窓や扉などを開ける」という2つの方法を併用して空気の通り道を増やし、より換気しやすい状態を作りましょう。

3-2.換気設備がない場合

体育館に換気設備がない場合は、体育館の窓や扉を2カ所ほど常時開けて換気を行いましょう。より通気性を良くするためには、窓や扉が対角線上にあるのが望ましいです。悪天候の場合は窓や扉を開放すると室内が濡れてしまうため、全開ではなく、3分の1~半分程度開けるなどして換気をするようにします。窓や扉が1カ所しかない場合は、空気の流れを作るために扇風機などを使用すると換気しやすくなるのでおすすめです。

3-3.冷房設備がある場合

体育館のなかには、冷房設備が設置されているところもあります。このような場合、換気のために窓を全開にすることで館内の気温が上昇して、熱中症リスクが高くなってしまうため、注意しなければなりません。室温が28度、相対湿度が70%以上の日は窓を全開せず、少しだけ開けるようにしましょう。この際、扇風機などを併用すると効率的です。

4.大空間の体育館をうまく換気するのは難しい!

体育館のような大空間の換気をする場合、必要になる空気量が非常に多いです。そのため、窓や扉を開けてサポートをしたとしても、中心部分の空気が入れ替えづらく、淀みが発生することがあります。また、空気を完全に入れ替えるまでには長時間必要です。もし、できるだけ短時間で換気を行いたいのであれば、強力な扇風機や業務用の空調機械を設置するほうが良いでしょう。体育館はスポーツができる程度の広さがあるのが一般的なので、その広さに対応できるようなパワーを持つサーキュレーションを取り付けるのもひとつの方法です。サーキュレーションとは風を室内に送り込む扇風機のようなもので、館内の天井に複数設置すれば強力なパワーで風を送り、換気しやすくなります。

5.体育館におすすめのサイシュウテクノ製品を紹介!

空調設備や換気設備などをさまざまな施設に提供している会社といえば「サイシュウテクノ株式会社」が知られています。そこで、こちらでは、体育館の換気におすすめのサイシュウテクノ製品を紹介します。

5-1.ハイパーストロングクール

「ハイパーストロングクール」は工事不要(三相200Vのコンセントのみ必要)で、好きな場所に移動して使用できる強力スポットエアコンです。直線上であれば、約50メートル先にまで大風量で冷風を届かせることが可能で、空気の淀みができやすい体育館の中心の空気も入れ替えしやすくなります。稼働時の音も抑えられているため、館内で集会や発表会などを行っているときでも安心です。また、手で触れてケガをしないように防護ネットなどもあるので安全に使用できます。館内全体を冷やすためには莫大な費用がかかりますが、ハイパーストロングクールは人がいる低めの位置の空気を冷却するもので、風量の調整もできることからコスト削減にも有効です。メンテナンスも簡単で、フィルターレスなので、汚れたときは本体を水洗いするだけで清潔に使用できるようになります。

5-2.ストロングクール

こちらは水を使用した気化式空気冷却装置で、設置位置から約20メートルの範囲であれば、しっかり気温をクールダウンすることが可能です。100Vコンセントを利用する必要があるため、近くにコンセントがある場所に設置するか、必要に応じて増設しなければなりません。また、使用前に給水する必要があります。100Vコンセントに届く範囲であれば移動はどこにでも可能ですが、その際はキャスターが付いているので女性や年配者も動かしやすいです。

ストロングクールはファンモーターと小型ポンプのみで動く装置なので、エアコンと比べても電気代節約になります。タンク内の水は145リットルまで貯水可能で、1時間使用した場合も使用される水はわずか18リットル程度なため、体育館を長時間使用する際も給水を頻繁に行う必要がありません。連続使用可能時間は、約8時間です。

5-3.ストロングクールX

大風量があるストロングクールをさらに風量アップさせたモデルが、こちらの「ストロングクールX(テン)」です。工事や設置費用は不要で、光熱費もランニングコストが1時間あたり24円、一般的なエアコンのわずか4分の1程度の電気代ですみます。水を使用して空気を冷却する「気化式」なのでタンクにあらかじめ給水しておく必要があり、126リットルまで一度に貯水可能です。連続使用可能時間は6~8時間で、手動以外にも自動で給水することもできるため、手間がかかりません。自動給水にする場合も特別な工事などは不要で、ホースにつなぐだけです。配置場所によっては冷風が行き渡りにくいため、複数台設置するのもひとつの方法です。たとえば、一般的な公立の小中学校の体育館であれば、ストロングクールXを2台設置することでバランスよく冷風を館内に行き渡らせることが期待できます。

5-4.リボリューションファン

「リボリューションファン」は天井に設置するファンなので工事が必要です。その分、初期費用はかかりますが、このファン1台を設置するだけで扇風機50台分の強力な風量で館内を快適にします。大きな羽が最適な速度で回転し、空気を循環させて快適な空間にするのが特徴です。夏場は体感温度で5度以上下げることができるため、館内にエアコンも設置されている場合はエアコンの設定温度を2度上げても変更前と同じ程度の涼しさをキープできます。冬場は天井付近の暖かい空気をファンで循環させて地上付近に行き渡らせることで、体感温度が9度程度上がるので快適です。

広い空間は場所によって温度差があるため、冷暖房を設置していても非効率になりやすい傾向があります。もし、大勢の人が集まった場合、適温で過ごしやすい場所にいる人は快適ですが、冷暖房の効果を感じづらい場所にいる人は体調に影響する場合もあるので注意しなければなりません。リボリューションファンを冷暖房と併用すれば風の流れができるので、館内全体が過ごしやすい空間になります。

6.体育館の換気ならサイシュウテクノにお任せ!

体育館の換気をどのように行うか悩んでいる場合は、サイシュウテクノ株式会社に相談してみるのもおすすめです。

6-1.導入実績が豊富

体育館に設置する空調設備は高額なものが多いだけに、しっかりとした実績と経験がある業者に任せるほうが安心です。サイシュウテクノ株式会社は小学校や中学校の体育館、工場や倉庫、事務所などさまざまな環境において導入された実績があります。小中学校だけでも500校以上の導入実績があるため、信頼できる業者であるといえるでしょう。本社は大阪ですが、そのほかに埼玉、徳島、福岡と1府3県に営業所があるため、日本全国どこにでも対応している点も魅力のひとつです。創業は1993年で、20年以上の経験と知識があります。

いきなり設置するのが不安な場合はデモ機を体験することもできるので、現地調査してもらうときにお試しできるように前もって伝えておくのもおすすめです。サイシュウテクノ株式会社では、現地調査を行って設置が可能かどうかや必要な台数、搬入方法などの確認を行っています。予算や導入時期などの相談も受け付けているので安心です。

6-2.導入・運用コストを削減できる

空調設備は頻繁に購入するものではないので、設備の寿命が長く、電気代などが節約できるものを選ぶことも多いのではないでしょうか。ただでさえ設備を導入する際の初期費用が高額になりがちなのに、体育館全体を快適な気温や湿度に調整しようとすれば電気代も高くなってしまいます。かといって、電気代の節約ばかり考えて使用時間や回数を減らしてしまえば、熱中症リスクも高まってしまい、危険です。それでは、せっかく空調設備を導入した意味がありません。

サイシュウテクノ株式会社のスポットクーラーであれば、エアコンの常設と比較して導入費用、運用費用ともに大幅に削減できます。たとえば、気温・湿度が高い夏場のみレンタルすることも可能です。購入ではなく、必要なときにだけレンタルすれば年間支出を抑えることもできます。工事や設備費用が不要の製品も用意されているため、状況に応じて選びましょう。

6-3.オプションで防護ネットを付けられる

スポーツなど体を動かす体育館内に大型扇風機やスポットクーラーを置いていると、ボールがぶつかったり、場合によっては人と衝突してしまったりする可能性がないとはいえません。そこで、より安全性を高めるために専用の防護ネットを取り付けるのもおすすめです。「ハイパーストロングクール」「ストロングクール」「リボリューションファン」などには、専用防護ネットを取り付けることもできるようになっています。

ハイパーストロングクールは、前方と側面をしっかりと覆うことで安全性を高めることが可能です。ストロングクールは前方にある扇風ファン部分のみで問題ありません。リボリューションファンは天井に設置しますが、高さによってはボールが飛んできてぶつかるケースもあります。そのため、ファンの底面部分を防護ネットで覆います。

便利な設備を導入して体育館をうまく換気しよう!

体育館は広く、室内なので、熱中症リスクやウイルス感染リスクも狭い場所より低いのではないかと考えられがちです。しかし、空気の流れが悪ければ熱中症にかかるリスクも高まり、ウイルスもその場に残ります。強力な風量のある扇風機などの設備を導入し、体育館も上手に換気しましょう。サイシュウテクノ株式会社はそういった設備の導入実績も豊富なため、まずは気軽に問い合わせてみるのも良いでしょう。

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